以前の記事で、富士フイルムの「写ルンです!」とKodak(コダック)の「 FunSaver(ファンセーバー)」をご紹介しました。
今回は2つのカメラでどっちを買おうか迷っている方の参考に、2つのカメラを価格や持ち運びのし易さ・フィルムの明るさ・作例など、あらゆる面から比較してみました。
検証してみた結果を下記の表↓にまとめました。
比較項目 | 写ルンです | FunSaver |
---|---|---|
販売価格 | 1,245円 | 1,540円 |
大きさ | 小さい! | 若干大きい |
重さ | 軽い! | 若干重い |
フラッシュの使いやすさ | 連続しやすい | 誤操作しにくい |
フィルムの明るさ | ISO 400 | ISO 800 |
写真の色味 | 赤みが強く出る | 青みが強く出る |
それぞれのカメラ個別の紹介記事はコチラ↓からご覧いただけます。
あわせて読みたい富士フイルムの使い切りカメラ「写ルンです!」
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フィルムカメラとは?その魅力は?
フィルムカメラとは、カメラにフィルムをセットしシャッターを切った瞬間的にフィルムの表面には光をあて「化学反応」を起こし画像を記録しています。
デジタルカメラは、これを電気信号によって処理をして画像にしています。
デジカメにはないフィルムカメラの魅力をいくつかご紹介します。
1枚1枚の写真を大切に
フィルムカメラはデジタルと違って、カメラにセットしたフィルム限度枚数分しか撮影できません。
それはデメリットとも取れますが、限りがあることで1枚1枚に込める想いが違ってきます。
連写でパシャパシャと何パターンも撮影が出来ないからこそ、この画角・構図で良いのかしっかりと考えて撮影された1枚は、いつもより思い出に残る1枚になるはずです。
現像するまで見れないワクワク感
また、そんな想いを込めて撮影しても、その写真をすぐに観ることはできません。
フィルムを限度枚数まで使い切り、カメラ屋さんに持っていき現像をお願いします。
現像は、撮影したフィルムを専用の薬剤で処理して、ネガと呼ばれる人の目に見えるようにする処理のこと。
そうしてやっとどんな写真が撮れているのか確認することができます。
現像から上がってくるまでのワクワク感はデジタルカメラには無い魅力の1つです。
「写ルンです!」と「コダック ファンセーバー」比較
「写ルンです!」と「ファンセーバー」を
- 販売価格
- 大きさ
- 重さ
- フラッシュの使いやすさ
- フィルムの明るさ
- 写真の色味
こちらの項目で比較してみます。
金額で比較
まずは2つのカメラの販売価格を比べてみます。
購入するお店やタイミングによって多少前後すると思いますので、あくまでも参考価格です。
記事作成時にネットで最安値を探した場合の価格は
「写ルンです!」がAmazonで¥1,245
カメラのキタムラでは¥1,375です。
「FunSaver」がヨドバシ.comで¥1,540
という結果に。
少し写ルンです!の方がお求めやすい金額でした。
大きさで比較
続いて大きさを比較してみます。
フジカラー「写るんです!」と「FunSaver(ファンセーバー)」を並べて置いてみると、大きさは若干「写るんです!」の方が小さいことがわかります。
詳しい寸法はこちら↓
写ルンです!
横幅:108mm
高さ:54mm
厚み:34mm
FunSaver
横幅:127mm
高さ:64mm
厚み:44mm
やはり「写るんです!」の方が一回り小さいです。
ポケットに入れて持ち運ぶのにもどちらも小さくて便利なサイズ感です!
さらに「写るんです!」には、ストラップを通せる穴までついています。
地味に嬉しい!
重さで比較
大きさは「写るんです!」の方が小さい事がわかりました。
それでは重さはどうなのか比べてみます。
写ルンです!
重さ:90g
FunSaver
重さ:117g
やはり重さでも「写るんです!」の方が若干ですが軽く、持ち運びしやすいということですね。
フラッシュの使いやすさで比較
次は写ルンです!とファンセーバーのフラッシュボタンの違いについて見てみましょう。
写ルンです!
写ルンです!はスイッチを「ON」にするとOFFにするまで、ずっと付きっぱなしの状態になります。
メリット
連続フラッシュ撮影に便利!片手撮影可能
デメリット
「付きっぱなし」が発生する恐れがあり
FunSaver
ファンセーバーの方は押しっぱなしにしていないとフラッシュが付かない作りになっています。
メリット
「付きっぱなし」が発生する恐れがない
デメリット
フラッシュ撮影の時、両手が塞がる
こちらは一長一短ですが、個人的には写ルンです!の「ON」にしっぱなしに出来る方が便利だと思います。
片手で撮影できるようになるのが、ありがたいですね。
フィルムの明るさで比較
それぞれのカメラの中に入っているフィルムの感度、明るさを比べてみます。
「写ルンです!」
ISO:400
FunSaver
ISO:800
写ルンです!はISO400、ファンセーバーはISO800のフィルムが入っているので、フィルムの明るさはファンセーバーの方が明るいフィルムが入っています。
これを考えると価格の違いは仕方がないかな、と思います。
こちらの写真は、同じ場所・同じタイミングで2つのカメラで撮り比べてみた写真です。
どちらもフラッシュなしで撮影しましたが、やはりファンセーバーのISO800フィルムの方が明るい写真が撮影できました。
作例で比較
それでは双方のカメラで同じ場所・同じタイミング・同じ条件で撮影した写真を他にも比べて見てみましょう!
単純に明るさだけ見比べると、やはりKodak「FunSaver(ファンセーバー)」の方が明るい写真が撮影できました。
ただ、2つのカメラでは仕上がりの色味が全然違う写真が出来上がりました。
こちらの夕方ごろの空を撮影した写真が、色味の違いがよく出ています。
左の「写ルンです!」の写真は、赤みが強く出ていて夕焼けの写真が強く出ています。
ところが、右の「ファンセーバー」の写真では、青みが強く出ているため青空の写真に見えます。
2つのカメラの違いは
写ルンです! → 赤みが強くでる
ファンセーバー → 青み(緑み)が強くでる
さらに言い換えると
写ルンです! → 赤みが強くでる = 人物や食べ物を撮るのに向いてる
ファンセーバー → 青み(緑み)が強くでる = 空や自然・景色を撮るのに向いてる
と、言えると思います。
まとめ:写ルンです!とkodac FunSaverを徹底比較
いかがでしたでしょうか。
多くのカメラ屋さん・家電量販店などで買える2つの使い捨てカメラ「写ルンです!」と「FunSaver(ファンセーバー)」を価格や持ち運びのし易さ・フィルムの明るさ・作例などで比較してみました。
記事の最初に紹介した2つのカメラの違いをまとめた表がコチラ↓
比較項目 | 写ルンです | FunSaver |
---|---|---|
販売価格 | 1,245円 | 1,540円 |
大きさ | 小さい! | 若干大きい |
重さ | 軽い! | 若干重い |
フラッシュの使いやすさ | 連続しやすい | 誤操作しにくい |
フィルムの明るさ | ISO 400 | ISO 800 |
写真の色味 | 赤みが強く出る | 青みが強く出る |
価格や重さの違いはありますが、そこまで気にならない範囲だと思います。
やはり2つのカメラでどっちを買おうか迷った時は「何を撮りたいか」によって色味の違いでチョイスすれば、より自分の撮りたい写真に近づけることができると思います。
それぞれのカメラの使い方や作例写真がもっと見たい方は、こちらの個別に紹介している記事からご覧ください。
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1ページにあまりたくさんの写真を掲載するとページが重くなるため、2ページ目にも2つのカメラの撮り比べ作例写真をいくつか掲載しています。
「もっと2つのカメラの撮り比べを見たい」という方はぜひ2ページ目もご覧ください。